こんにちは!管理人のうみねこ(@penta59631)です。
以前に、以下の記事で予算10万円で自作したPCの構成紹介を行いました。
あれから、数年が経ち、今の構成も結構変わっているので改めて紹介します!
こんな方におすすめ!
- PC自作を考えているので、他の人がどういう構成にしているか知りたい。
「技術を身に付けたい!IT企業が良さそうだけど、そもそもIT企業ってどんな会社があるのかわからない。就活が始まるのでIT業界がどういう業界なのか知りたい。IT業界に入った後はどういう道があるのか知りたい」
という方に向けた記事です。
IT企業とは?
IT企業とは情報機器や情報サービスに関する事業を専門とした企業のことです。
身近な例を上げると、皆さんスマホでアプリを使ったり、企業のホームページを見たりしますよね。
普段何気なく見たり、やったりしていることでも膨大な数の技術が使われており、その裏ではさまざまなIT企業が関わっています。
このブログも、ブログが動く基盤(サーバ)をレンタルしている会社、ドメイン名を管理している会社などさまざまな企業の恩恵を受けています。
それでは、早速次の章からIT企業の分類について紹介していきます。
IT企業の分類
ひとえにIT企業と言ってもさまざまな分類があります。
通信系
通信系は、インターネットや拠点間の接続を行うためのサービス、携帯電話の通信サービスを提供する企業です。
通信業界というくくりに入ることも多いですが、IT技術が関わっていることも多い業界です。
インターネットプロバイダだと、NTT東日本、NTT西日本が一番の有名所でしょうか。
スマートフォンだとでは3大キャリアとしてドコモ、au、ソフトバンク、そして最近は第4のキャリアとして楽天が進出してきました。
インターネット・Web系
Webサービス提供
Webサービス提供系の会社は、独自のWebサービスを提供することでそこから売上・利益を得るような企業です。
ECサイトや検索サイト、SNS等Webを利用したサービス全てがこのカテゴリに分類されます。
代表的な企業としては、Amazon、楽天、Google、Yahoo!、Facebookなどがあります。
Webサイト制作
Webサイトの制作会社は、顧客の要件からWebサイトを制作する企業です。
企画段階から参加して、設計、デザイン、開発、納品、運用・保守までを行う会社から各フェーズのみを専門とする企業までさまざまです。
多くの企業のWebサイト制作を行うことができるため最新のWeb技術を学ぶことができます。
Web業界自体がここ20年くらいで急速に発展したため、若めな企業が多いです。
情報処理サービス系
情報処理サービス系とは主に、企業のシステム開発を中心としたサービスを提供する企業です。
ITコンサルティングの企業や、別記事でまとめているSIerもこのジャンルに入ります。
例えば、銀行のATMシステムやクレジットカードの与信システム、企業が利用する社内のシステム等。
企業によってはスマホアプリやECサイトの開発等を行っているところもあります。
基本的に顧客の要件を聞いて、設計、開発、テスト、納品、運用・保守という流れで進むことが多いです。
代表的な企業としては、NTTデータ、IBM、富士通などがあります。
ソフトウェア系
自社ソフトウェア系は、オリジナルのソフトウェアを提供している企業です。
ソフトウェアは業務用のパッケージソフトウェアやOS、スマホアプリ、クラウドサービスなどその形態はさまざまです。
入社後は一般的な技術知識だけでなく、自社製品に対する深い知識が必要となります。
ハードウェア系
ハードウェア系は、サーバーやネットワーク機器などのIT機器を作っている企業です。
機器上で動くシステム(OS)を開発・検証する業務が中心となります。
組み込み系システムと言われるもので、機器の動作制御を行うようなソフトウェアの開発を主に行います。
IT企業の職種の違い
ここまではIT業界の企業について説明しましたが、ここからはどのような職種があるのか?ということについて解説していきます。
コンサルタント
コンサルタントは、企業の課題を解決するための助言や支援を行う職種です。
IT業界のコンサルタントは、IT戦略という観点で経営課題を解決する助言や支援を行います。
具体的には、顧客に代わって開発業者と技術的な会話をしたり、経営層に向けたITシステム利用に関する改善提案や説明を行ったりします。
コンサルタントには以下のスキルが要求されます。
エバンジェリスト
エバンジェリストは、自ら情報を発信して社会に対しての啓蒙を行う職種です。
講演会やセミナー、あるいはネットメディア、テレビなどさまざまな場所に登場して、IT観点で社会に対して注意喚起や情報発信をなどの啓蒙活動を中心に行います。
エバンジェリストには以下のスキルが要求されます。
プロジェクトマネージャー/ディレクター
プロジェクトマネージャーは、プロジェクト全体を管理する職種です。
スケジュール管理や、顧客との折衝、開発チームの管理、コストの管理等を行います。
小さいプロジェクトの場合は、プロジェクトマネージャー自身も手を動かして、設計や開発を行うこともあります。
大きなプロジェクトになればなるほど人も増えてくるため、メンバー全体がしっかり同じ方向を向いていないとスケジュールの遅延や認識のズレに繋がります。
そのため、プロジェクトマネージャーはメンバーのモチベーション管理というのも重要な仕事の一つとなります。
プロジェクトマネージャーには以下のスキルが要求されます。
デザイナー
デザイナーは、Webサイト等のデザインを行う職種です。
顧客の要件に従ってデザインを考えていきますが、配色やフォントなどデザインを構成する要素についての知識も必要になってきます。
デザイナーは以下のスキルが要求されます。
エンジニア
エンジニアは、提案や設計、開発、テストなど全てのフェーズに関わる機会がある職種です。
細かく分類すると〇〇エンジニアという職種はたくさんあり、専門分野のエンジニアかフルスタックエンジニアという全ての分野に精通したエンジニアに分かれます。エンジニアの種類については以下の記事で細かくまとめているのでよければご覧ください。
エンジニアは以下のスキルが要求されます。
プログラマー/コーダー
プログラマーやコーダーは、デザイナーやエンジニアが設計した内容を形にする職種です。
エンジニアが兼任する場合もありますが、巨大プロジェクトになると設計と開発で企業が分かれるということも多いです。
プログラマーには以下のスキルが要求されます。
オペレーター
オペレーターは、システムの安定的な運用を行うための職種です。
具体的な仕事としては、システムの監視やシステムで対応できない定常作業等(ログの整理、バックアップ記録媒体の交換等)を行います。
24時間365日監視が必要な仕事では、シフト制となることが多いです。
オペレーターに与えられる権限は会社によって異なり、なにか起きたらただ担当者に報告するだけというような会社もあれば、オペレーター側である程度の対応を行うという会社もあります。
ただ基本的にはシステム障害等が発生した場合、一次対応はオペレーターが行い、根本的な対応はエンジニアやプログラマーが行う会社がほとんどです。
オペレーターには以下のスキルが要求されます。
IT業界のキャリアパス
ここまではIT業界の分類や職種について解説してきましたが、ここからはIT業界のキャリアパスについて解説していきます。
IT業界のキャリアパスとしては大きく3つの道が存在します。
IT企業を選ぶ際、将来的に自分がどういう立場になりたいかということを考えると選びやすくなります。
外部に向けて発信する職種(エバンジェリスト)
企業に提案や助言を行うコンサルタントや、講演会やセミナー、本などで自分の知識や経験を発信するエバンジェリストという立場です。
この立場を目指す人もまずエンジニアとしての経験を積むことをおすすめします。
どれだけ知識をつけても、経験に基づいた情報が一番正確性ですし、説得力も増します。
チームや人を管理する職種(プロジェクトマネージャー)
こちらはプロジェクトマネージャーや管理職としてチームをリードする立場です。
会社によっては入社したときからプロジェクトマネージャーとして育てるというような所もあります。
そういう会社に入れば近道ではありますが、これまでの経験上、IT技術にあまり詳しくない人も多かったです。
そうなるとどうなるか?
エンジニアと理解力が違うため認識のズレが発生し、スケジュール遅延が発生し、残業が増えるなど悪循環に陥ります。
私はこれまでそういうプロジェクトを何個も見てきました。
そのためプログラマやエンジニアとしての立場を経験してから管理側になることをおすすめします。
プロフェッショナルな技術者としての職種(スペシャリスト)
IT業界は基本的に経験年数が増えると自動的にプロジェクトマネージャーなどを任される会社が多いです。
ただ、中には管理をやりたくないという人もいると思います。
そのような人は技術をとことん極めるという道もあります。
高い技術力がつけば会社に頼らずフリーで仕事をしたり、独立したりという選択肢も広がります。
技術と言ってもさまざまですが、以下の記事ではインフラエンジニアやセキュリティエンジニアの仕事内容やなり方を紹介しているので気になった方はご覧ください。
エンジニアになるためには?
エンジニアは未経験からでもなることができます。
私も学生時代は文系でしたが、今は、セキュリティエンジニアとして日々の業務を行っております。
以下の記事では、文系からエンジニアになるために必要なことをまとめております。
また、エンジニアになるには大事なことがあります。
この記事を見て、〇〇のエンジニアになりたい!と思った人もいるかも知れません。
エンジニアになるまで、そしてなった後も向上心を持っていればエンジニアとしてずっと成長していけると思います。
未経験の方では、何から勉強していいかわからないという方もいると思うので以下の記事では、IT初心者向けにおすすめな勉強本を紹介しています。
以下の記事ではセキュリティの勉強におすすめな本も紹介しているので、セキュリティエンジニアになりたい!と思っている人は必見です。
さいごに
わたしは未経験でIT企業に入りましたが、IT業界というひとくくりにしか見ていませんでした。
特に後悔は無いのですが、あの時業種や職種についていろいろ調べていたら違う選択肢もあったのかなとふと考える時があります。
ある程度業界に関する情報を持っておくと企業選びにも一貫性が出て、面接での志望動機にも説得力が増します。
ぜひ就職活動の際は参考にしてみてください。