インフラエンジニアってどんな仕事?仕事内容、なり方紹介

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こんにちは!管理人のうみねこ(@penta59631)です。

以前に、以下の記事で予算10万円で自作したPCの構成紹介を行いました。

あれから、数年が経ち、今の構成も結構変わっているので改めて紹介します!

うみねこ
うみねこ

こんな方におすすめ!

  • PC自作を考えているので、他の人がどういう構成にしているか知りたい。

サーバーとかクラウドとかネットワークとかに興味がある。そういうのが専門のエンジニアをインフラエンジニアって言うらしいけど、実際どういう仕事するの?となり方も知りたい。

という方に向けた記事です。

この記事の内容
  • インフラエンジニアの仕事内容や、なり方を解説します。

システムエンジニアやプログラマという職種はなんとなくどんな仕事かわかるという人も、インフラエンジニアという職種はイメージしづらいのではないでしょうか。

この記事でそういう方向けに、インフラエンジニアの仕事内容やなり方について解説していきます。

インフラエンジニアとは?

インフラエンジニアとは、サーバやネットワークなど、アプリケーションを動かすための基盤を整備する仕事を行うエンジニアです。

一例ですが例えば、以下のような仕事がインフラエンジニアの業務の領域です。

  • 企業のHPを公開するためのWebサーバを構築する。(機器の手配からOSインストールやその設定)
  • 社員が使う企業内のネットワーク環境を整備する。(無線LANの設置なども含む)
  • 構築したサーバやネットワークに対してバグ、セキュリティ対応等を行ったり機能追加を行う(運用・保守)

インフラエンジニアは、アプリケーションが正常に動作する環境を作るということを一番意識しなければなりません。

そのためアプリケーションの開発者とは密に連携を取りながら業務を行うことが多いです。

インフラエンジニアの仕事の流れ

続いてインフラエンジニアの仕事の流れです。

ここではSIerでの主流な構築の流れを紹介します。

要件定義

まずは、機能追加や構築するサーバやネットワークに対してどの様な要件があるのか定義するという工程です。

ネットワークであれば、ここからここは繋がるようにしてほしいとか、インターネット上からはこのサーバにしか接続しないようにしてほしいとか。

サーバであれば、同時接続数は何人を想定しているとかです。

この要件定義を元に設計を行うため、認識を合わせることが重要です。

設計

要件定義が完了したら、構築するシステムの設計です。

大体のプロジェクトは基本設計→詳細設計という流れで進んでいきます。

基本設計で全体の方式を決めて、詳細設計でパラメータ単位の細かい値等を決めていきます。

インフラプロジェクトの場合は、機器の設定項目が詳細設計書に落とし込まれることが多いため、構築と同時並行で作成していくということも多いです。

設計書の作成は主にWord、Excelで行われます。

これまで経験したプロジェクトでひとつだけPowerPointで作成するというようなものもありました。

設計書は不要というとうな意見も最近多いですが、まだまだこのような設計書を作るプロジェクトは多いです。

そのためある程度Office製品のスキルを身に着けておくと、効率よく業務を行うことができます。

構築

設計が完了したら続いて構築です。

最近はクラウド化が推奨されていることもあり、機器を手配することも昔に比べると減っていますが、オンプレプロジェクト(機器調達から自分たちで行う)の場合は、まず機器の調達を行います。

機器が調達できたら構築を開始します。

サーバ機器やネットワーク機器は非常に大きく重いです。

そのため構築段階ではキッティングルームと呼ばれる一時的な構築スペーズで構築して、完成したら実際の場所に設置しにいくというパターンが多いです。

テスト

テストでは、単体テスト、結合テスト、総合テストというような順番で行っていきます。

単体テストでは、設計書通りに設定が行われているかチェックします。

結合テストでは、疎通確認やアップデータ確認など外部との接続部分が正しく行われているかという観点でチェックします。

最後に総合テストでは実際にシステムを利用するという観点で、すべての機器を接続し要件を満たしているかどうかチェックします。

納品

総合テストまでの工程で問題がすべて解消され、顧客から承認が降りればそこで構築が完了し納品となります。

運用・保守

システムは構築が完了してもそこで終わりではありません。

そこからは、システムが正常に稼働するように随時メンテンナンスが必要になります。

脆弱性対応やアプリ改修に伴う設定変更等を定期的に行います。

運用・保守は構築したメンバーとは別のメンバーが行うということも多いため構築段階から運用・保守も考慮した設計にすることが引き継ぎをスムーズにする上で重要です。

インフラエンジニアのなり方

ここからはどうやったらインフラエンジニアになれるの?という点について解説していきます。

インフラエンジニアになるためには、以下の方法があります。

  1. インフラエンジニアを募集している企業に入る
  2. 企業の情報システム部門(IT、セキュリティ担当)になる

新卒の場合は、1のパターンであればリクナビやマイナビ等の就活サイトから探せば未経験可で募集しているところがあるためそちらから応募するのがおすすめです。

2のパターンについては、新卒だとそもそも募集しているところが少ないため、まずは1でスキルをつけた上で転職というのが良いと思います。

中途の場合は、まずエンジニア就職に特化した転職サイトやエージェントに登録するのがおすすめです。

登録したサイトで基盤、インフラ等のキーワードで検索すると求人がいくつか出てくるのでそこから気になるところをピックアップしていきましょう。

未経験からなるという場合は、まず資格を取るのもおすすめです。

クラウド系のインフラエンジニアの求人も増えてきており、AWS関連のエンジニアは重宝されます。

クラウドであれば高い機器を買わずとも、安価で手を動かして学ぶ事ができます。

AWS関連の資格取得については以下の記事でもまとめています。


求人に書いてある必須条件は多少経験を盛れば(嘘はだめですが)なんとかなることも多いので、どこまで諦めずに頑張れるかがポイントだと思います。

そもそも知識や技術がないという方が勉強しやすい、おすすめの本を紹介した記事も書いているのでよければご覧ください。

さいごに

インフラエンジニアの領域はサーバ、ネットワーク、クラウドなど多岐に渡ります。

その知識は仕事だけではなく、プライベートでも活かせる部分が多いためおすすめな職種です。

私もインフラエンジニアとして経験を積んだことで、回線敷設やPC自作の際にその知識が非常に役に立ちました。

みなさんの参考になれば幸いです。