こんにちは!管理人のうみねこ(@penta59631)です。
以前に、以下の記事で予算10万円で自作したPCの構成紹介を行いました。
あれから、数年が経ち、今の構成も結構変わっているので改めて紹介します!
こんな方におすすめ!
- PC自作を考えているので、他の人がどういう構成にしているか知りたい。
今回の記事は、Amazon Web Serviceが行っているAWS認定 ソリューションアーキテクトという資格を取得した際のお話です。
AWS認定ソリューションアーキテクトって?
AWS認定ソリューションアーキテクトとは、Amazon Web Serviceが提供するクラウドサービス「AWS」の資格です。名前を聞いてお気づきの方。そう、ネットショッピングで有名なあのAmazon。実はクラウドサービスも行っています。
AWSはクラウドサービス業界ではトップのシェアを誇っており、今回紹介する資格は米グローバルナレッジの「稼げる資格調査」で直近3年間でもトップ5をキープしています。最新の調査結果はこちら
さて、クラウドサービスってなに?っていう人のために簡単に。
クラウドサービスとは、インターネットを通して必要な分のリソースを自由に利用できるサービスです。
例えばブログ運営ということを例に上げると、最小な構成でも最低限以下の機器が必要になります。
- ブログのコンテンツを置くための機器(サーバー)
- インターネットと繋げるための線(インターネット回線)
- サーバーと回線を繋げるための線(LANケーブル)
これらを自分で揃えようとすると、サーバーのスペックを調べて、回線工事をして、買い物に行って…と時間もお金もかかりますよね?これらのものをインターネット上から利用できるのがクラウドサービスです。費用に関しては、従量課金制という使った分だけ支払う制度が取られています。
この記事ではクラウド、AWSについてはここまでの紹介とさせていただきますが、AWSからはさまざまな機能が提供されています。
AWSについてもっと詳しく知りたいという方は公式サイトをご覧ください。
AWS認定ソリューションアーキテクトの概要
AWS認定ソリューションアーキテクトはインターネットで日時と場所を選択し対象のテストセンターで受験します。申込みはこちらから行います。
受験料は15000円(税別)です。
項目 | 内容 |
---|---|
試験時間 | 130分(開始時間は会場ごとに自分で選択) |
出題形式 | 択一選択(1つ選択) 複数選択(2つ選択) |
出題数 解答数 | 出題数:65問 解答数:65問 |
合格点 | 720点/1000点 |
AWSの認定資格にはいくつかのレベルと種類があります。
レベル | 資格 | 内容 |
---|---|---|
基礎 | クラウドプラクティショナー | クラウドの基礎とベストプラクティス習得 |
アソシエイト | ソリューションアーキテクト | 可用性の高いシステム設計習得 |
開発者ーアーキテクト | クラウド向けアプリケーションの開発習得 | |
SysOpsアドミニストレーター | アプリケーション、ネットワーク、システム自動化習得 | |
プロフェッショナル | ソリューションアーキテクト | データサービス、ガバナンス、セキュリティを組み込んだ複雑な設計習得 |
DevOpsエンジニア | DevOpsの実戦経験を元にしたAWS アプリケーションを開発、維持能力習得 | |
専門知識 | 高度なネットワーク | AWSアーキテクチャの設計と実装能力習得 |
ビッグデータ | データから価値を引き出すAWSのサービスの設計と実装周到 | |
セキュリティ | AWSプラットフォームのセキュリティ強化のプロセスとベストプラクティス習得 | |
機械学習 | AWSでの機械学習モデルの構築と調整能力習得 | |
Alexaスキルビルダー | Alexaデバイス向けスキルの習得 |
ちなみに私は本試験前に一度模試を受けたのですが、やたら難しいなと思い解答後に見返していたらプロフェッショナルの方を選択していました…笑
試験の選択画面結構が分かりづらかった気がするので、受験する際は間違わないように注意しましょう。
試験に受かるための心得
試験はパソコンを利用して行うオンライン試験です。
外国が行うこの手のベンダー試験に多いのですが、たまに日本語訳がおかしい問題が登場します。そのようなときも焦らずよく読めばなんとなくわかります。
答えがわからない場合でも、なにかしら選択しておく運良く正解ということもあります。未選択の問題はなくしたほうが良いです!
あとこれは経験談なのですが、私が試験を受けた際PCが途中でフリーズしました。
大体最初に何かあったら係員を呼ぶようにと指示があるためそのときは事なきを得ましたが、結構起こりやすい問題のため、始める前に心に留めておきましょう。
学習資料
私は職業柄、試験前に業務でAWSをちょこちょこ触っていたのですが、使ったことのあるサービスは限られてました。(AWSは機能単位でサービスが分かれており、今では100以上のサービスが存在します。
そのため試験を受けると決めてからいろいろ勉強をはじめました。
まず最初に試験後にも継続してAWSを利用するという方は本を買うことはおすすめしません。
AWSは常にサービスの改善や拡張が行われています。
そのため機能の画面がなんか変わってるということもしばしば・・・なので、本を買っても一年も書いてあることと実際の画面や設定が違うということも多いです。
各サービスの概念的な部分は公式サイトの資料などを見れば十分です。
学習資料としては、まず私はホワイトペーパーを一通り読みました。
この資料はAWS上での設計、運用のベストプラクティスをまとめたものです。AWSでも推奨する構成という物があり、試験はその推奨構成に則って出題されます。そのためこのホワイトペーパーを読むことで概要を掴みました。
次に各サービスの紹介資料を読みました。「AWS ブラックベルト」と検索すると一番最初に出てくるサイトですが、サービスごとに特徴や使い所がまとまっているのでわかりやすいです。
ちなみに全サービス出るわけではないので、まずはサーバ、データベース、ストレージ、ネットワーク、認証周りから読んで、他の細々したサービスの概要を掴むという方法をとりました。
実機演習
上記サイトで勉強しつつ実機演習を行いました。
概念的な部分はなんとなくわかりますが、やはり実機を使って構築して見るのが一番頭に入ってきます。
AWSは最初にアカウントを作成し、サインアップしてから12ヶ月間無料利用枠というものが提供されています。
その枠を利用して試しに構築してみるというのがおすすめです。
このときの注意点としては、AWSはサービスを不必要に起動しているとその時間分費用が発生するものがあります(EC2、RDSなど)。そのため使用を終えたら必ず停止するようにしましょう。また12ヶ月を超えると課金が開始されるため注意が必要です。
AWSアカウント作成方法についてはこちらをご覧ください。
問題演習
資料の内容も把握し、実機演習も行った後は問題演習を行いました。2ヶ月で4000円程度お金はかかりましたが、私は以下のサイトを有料会員として利用していました。
このサイトはAWSの試験同様に問題を解くことができます。
多分個人で運営されているのかと思いますが、更新も多く、通勤時間中などもスマホから利用できるため重宝してました。ただ同時ログインが禁止されているので、PC、スマホ両方で使いたいという方は、どちらかをログアウトした状態で利用する必要があります。
あとは模試を受けましたが、上でも書いたようにプロフェッショナルを受けてしまったんでほぼ解けずボロボロでした・・・笑
試験当日
試験会場は最寄り駅から二駅程度のところを選択しました。
オンライン試験は会場も自由に選べるのがいいところですね!
途中PCがフリーズするトラブルに見舞われながらも、なんとかすべての問題を解ききり無事合格しました。
私は途中仕事が忙しくなったこともあり、4ヶ月くらいダラダラと勉強していましたが、AWS未経験の方でも2ヶ月もあれば十分に受かる資格だと思います。
公式サイトには「 AWS における分散システムの可用性、コスト効率、高耐障害性およびスケーラビリティの設計に関する 1 年以上の実務経験を持つソリューションアーキテクト担当者 」と書いてありますが、全然気にしなくて大丈夫です。私もそんな経験ありませんでしたし笑
なので気になっている方は受けてみてはいかがでしょうか!
最後に
技術の移り変わりが激しいIT業界ですが、クラウド、AWSはいろんな場面で名前を聞いたり利用する機会があります。受験料は若干高いですが、エンジニアとしては持っておいて損はない資格かと思います!