情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)って意味ない?メリットは?

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こんにちは!管理人のうみねこ(@penta59631)です。

以前に、以下の記事で予算10万円で自作したPCの構成紹介を行いました。

あれから、数年が経ち、今の構成も結構変わっているので改めて紹介します!

うみねこ
うみねこ

こんな方におすすめ!

  • PC自作を考えているので、他の人がどういう構成にしているか知りたい。

「情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)を取得しようと思ってる。情報処理安全確保支援(登録セキスペ)の試験に合格した。けど登録ってしたほうがいいのかな?お金も結構かかるし、メリットがあるなら登録しようと思うけど…登録している人の意見を聞きたい。」

という方に向けた記事です。

情報処理安全確保支援士となって3年以上が経過しました。

この記事では、情報処理安全確保支援士の目線から登録して感じるメリット、デメリットついて紹介していきます。

情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)になる前、なった後に何が必要?

情報処理安全確保支援士になるために必要なこと

情報処理安全確保支援士試験に合格した後、情報処理安全確保支援士を名乗るためには以下の手続きが必要になります。
※登録申請を行わずに情報処理安全確保支援士を名乗ることはできません。

  • 必要書類の提出
  • 収入印紙購入登録手数料の振込み
必要書類
  • 登録申請書・現状調査票
  • 誓約書
  • 情報処理安全確保支援士試験の合格証書のコピーまたは合格証明書の原本
  • 戸籍謄本もしくは抄本または住民票の写し
  • 登録事項等公開届出書
  • 登録申請チェックリスト

収入印紙は登録免許税の9,000円分を購入し、併せて送付する必要があります。

また、登録手数料として、10,700円の振込も必要です。

細かい手順や申請書類については、以下の資料をご覧ください。

情報処理安全確保支援士になった後に必要なこと

情報処理安全確保支援士に登録申請を行い、受理された後は情報処理安全確保支援士を名乗ることができます。

ただし、資格を維持するためには講習の受講と資格維持費用の支払いが義務付けられています。

年度費用講習
1年目20,000円オンライン講習
※年度別
2年目20,000円オンライン講習
※年度別
3年目20,000円オンライン講習
※年度別
1~3年目のどこか80,000円IPAの実践講習
各民間企業による民間事業者等が行う特定講習

情報処理安全確保支援士は3年ごとの更新制のため、上記表にあるオンライン講習とIPAの実践講習あるいは民間事業者等が行う特定講習を行う必要があります。

毎年実施が必要なオンライン講習は、資料を読んでその後テストに答えるような形式となっており、実践講習あるいは特定講習は実際に手を動かしながら行う実践形式となっています。

民間事業者の特定講習は2021年から始まった制度です。

どのような講習が提供されているかは以下をご覧ください。

それでは、次の章から情報処理安全確保支援士となって感じる、メリット・デメリットを紹介してきます。

情報処理安全確保支援士の試験を受けるかどうか迷っているという方は是非参考にしてください!

情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)になって感じるメリット

名刺に情報処理安全確保支援士の情報を載せる事ができる

情報処理安全確保支援士に登録すると、名刺に情報処理安全確保支援士のロゴマークを載せることができます。

名刺交換を頻繁にする方は、載せておくと相手からの信用度が少し増すかもしれません。

私も、仕事で他企業の方と会話をする際に名刺から話題が膨らんだ事があるため信頼度という点で良い印象を与えられると思います。

また費用(2,970円)がかかりますが、服につけることができる徽章(バッジ)を貸りる事もできます。

客先に出向くことが多いという方はこの徽章を申請してみるのも良いと思います。

情報処理安全確保支援士限定の仕事の紹介がある

情報処理安全確保支援士になると、支援士限定の仕事が紹介されます。

仕事なので当然、報酬も発生します。

仕事を受ける、受けないは自分で選択できますが支援士としての仕事を受けることで更に新しい仕事に繋がるということもあると思います。

過去には、中小企業の情報セキュリティマネジメント指導業務という事業が展開されています。

概要をかんたんに説明すると、中小企業向けにセキュリティポリシー策定等の情報セキュリティマネジメント体制の構築支援を行う業務です。

官公庁プロジェクトで候補メンバーになる

官公庁のプロジェクトは入札形式のものが多いのですが、最近はセキュリティ系のプロジェクトだと、メンバーに情報処理安全確保支援士の資格を持っていることという要件が入ることも増えてきました。

資格保持者が少ない会社では必然的に候補に入る機会も増えるので、社内でステップアップしたいという方にもメリットになると思います。

ただ、自分のやりたくない仕事でも無理に名前を書かれてしまうかも…という場合もあります。

履歴書に書くことができる

情報処理安全確保支援士は、IPAの高度技術者試験と同じレベルに該当します。

企業の求人内容によっては情報処理安全確保支援士の資格を持っていることがプラスになることもあるため持っている方は資格欄に書きましょう。

3年に1度に受講する必要がある資格に民家企業実施の特定講習追加

情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)になって感じるデメリット

登録・更新のための費用が高い

情報処理安全確保支援士の試験は、7500円を支払うことで受験する事ができます。

試験に合格した場合、情報処理安全確保支援士試験に合格したことは認定されますが、情報処理安全確保支援士に自動で登録されるわけではありません。


上で説明しましたが、資格登録に20,000円、資格維持に15万円程度かかります。

結構大きな出費ですよね、、、

また、民間事業による特定講習も始まりましたが、こちらはIPAの実践講習より高いところが多いため会社の研修費用などで受けられない場合、個人で受けるのは難しそうです。

会社によっては資格維持費用を肩代わりしてくれるところもあるため、一度そういうところも確認してみることをおすすめします!

オンライン講習の内容が物足りない

講習は1年に1回のオンライン講習と3年に1回の実践講習(IPAが行う実践講習または民間事業者等が行う特定講習)があります

この1年に1回のオンライン講習ですが、資料を読んでその後にテストを行うというもの。

資料は文字が多すぎて正直あまり頭に入ってきません。

作業ゲーのような感じ。。

書いてある内容は支援士として知っておくべき内容なんでしょうけど、この内容を毎年行って資格維持をしてもやはり実践する機会がないと忘れてしまいますね。

せめてもう少しイラストなんかを使うなど頭に入ってくる資料にしてほしいです。

登録・更新に必要な紙書類が多い

情報処理安全確保支援士の登録や更新にいろいろな資料がいるというのは分かるのですが、その手続きのために紙資料を郵送する必要があります。

申請書、誓約書、チェックリストなど。

そして、資料には氏名を記入した上で押印が必要です。

情報処理推進機構と名前がついている割に、独立行政法人という特性からか結構アナログ文化が残ってるんですよね。

日本がIT後進国と言われる所以はこういう所でも出ているような気がします。

現在、霞が関では行政改革が行われてるのでこちらにもその波がくると嬉しいです。

さいごに

今回、メリットとデメリットを紹介しましたが、私自身は資格が取得できたことは自分のスキルを測る上で役に立ったと感じるので良かったと思ってます。

限定の仕事は要求されるスキルレベルが大きそうなので、まだ応募したことないですが、今後こういう仕事が増えてくると士業としての地位も上がってきそうです。

この記事を見て、受けてみたいという人は、以下の記事で私が合格した際の勉強方法を紹介しているので是非見てみてください。

私が使っていた、おすすめの参考書も載せておきますね。

参考書は午後問題の対策に重点を置くのが大事になってきます。

資格試験に前提条件はないので、正直学生でも勉強をしっかりすれば合格できると思います!

気になってる人は是非チャレンジしてみてください。