こんにちは!管理人のうみねこ(@penta59631)です。
以前に、以下の記事で予算10万円で自作したPCの構成紹介を行いました。
あれから、数年が経ち、今の構成も結構変わっているので改めて紹介します!
こんな方におすすめ!
- PC自作を考えているので、他の人がどういう構成にしているか知りたい。
「基本情報技術者試験に受かって次は応用技術者試験を受けたい!でもレベルが上がって難しい・・・何回か受けてるけどなかなか受からない」
そんな方に向けた記事です。
私は基本情報技術者試験に合格してから、3年後に応用情報技術者試験に合格しました。
結構間は空いてしまいましたが、単純に就職して忙しくなったという理由なので、学生でもしっかり勉強すれば十分に合格できる試験だと思います。
この記事では、学生でもできる勉強方法について解説していきます。
基本情報技術者試験との違い
問題のレベル
応用情報技術者試験と基本情報技術者試験で違う点はまず出題される問題のレベルです。
基本情報技術者試験では、各分野基礎的なことしか出題されませんでしたが応用情報技術者試験ではより踏み込んだ内容が出題されます。
基本情報技術者試験で出題される範囲の学習にプラスして細かい知識が必要になります。
午後問題が記述式
基本情報技術者試験と違う点2つ目は午後問題が記述式という点です。
午前 | 午後 | |
---|---|---|
試験時間 | 9:30~12:00(150分) | 13:00~15:30(150分) |
出題形式 | 多肢選択式(四肢択一) | 記述式 |
出題数 解答数 | 出題数:80問 解答数:80問 | 出題数:11問 解答数:5問 |
合格点 | 60点以上 | 60点以上 |
基本情報技術者試験では午前も午後も四肢択一の選択問題でした。
そのため勘で書いても当たる可能性がありましたが、応用情報技術者試験の場合そういうわけにはいきません。
ただ、解き方を身に付けてしまえば実は選択問題よりも得点を取れる確率がぐっと上がります。
私は、基本情報技術者試験より応用情報技術者試験のほうが解きやすかったです。
IPAが主催する試験の記述式問題では、公表はされていませんが記述式問題については部分点がもらえると言われています。
記述式は人によって答えがバラバラです。
ただし、抑えるべきポイントは決まっています。
そのポイントさえ記述できていれば得点がもらえます。
それでは次の章から勉強方法と記述問題の解き方について解説していきます。
試験に合格するための心構え
試験に合格する勉強をするにあたっていちばん重要なポイントは8割を目指す、苦手分野は多少は捨てる勇気を持つということです。
どういうことか解説していきます。
学校のテストの場合、満点を取ることをみんな目標に勉強します。
資格試験にも同じように満点があり、ここは学校のテストと同じです。
ただし、その前にもう一つ合格点という点数があります。
ここが学校のテストと異なる部分です。
資格試験は、この合格点さえ取れば満点をとった人と同じレベルにあると認定してもらえます。
応用情報技術者試験の合格点は午前も午後も6割です。
そのために必要なことは、8割の点数を取る気持ちで勉強することです。
そうすれば当日の試験でケアレスミスや苦手分野が仮に出たとしても大体6割くらいの点数は取ることができます。
この心構えを持って、次の章から私が合格した勉強方法を紹介します。
勉強方法
午前試験の勉強方法
応用情報技術者の午前試験は基本情報技術者試験と同様に、テクノロジ系、マネジメント系、ストラテジ系の3つの分野から出題されます。
そのためにまずは基本情報技術者試験の範囲をしっかり固める必要があります。
基本情報の内容を忘れているという方はまずそちらを思い出すために、復習しましょう。
復習が終わったら今度は応用情報技術者向けの参考書を一冊購入するのがおすすめです。
応用情報技術者試験の内容は更に上位レベルの試験(ネットワークスペシャリストや情報処理安全確保支援士など)でも問われる内容です。
往生情報技術者試験の参考書を一冊購入しておくことで、高度試験の勉強にも使えます。
イラストが載っている参考書がイメージしやすくおすすめです。
勉強方法は基本情報技術者試験と同じです。
参考書を購入したら、まずは小説を読む感覚でざっと一通り読みます。
基本情報技術者試験の勉強である程度の知識はついていると思うので、イメージできる部分が多いのではないでしょうか。
2周目は時間を1周目より時間をかけて読んでいきます。
今度は読むだけでなく何かをしながら覚えます。
ノートに書き出したり、リズムに合わせて覚えてみたり。
何かをしながら覚えたという記憶は後から思い出しやすくなります。
私は用語ノートを作っていました。
ある程度知識が身に付いたら以下のサイトを利用し、過去問を解いていきます。
このサイトは実際の試験の午前問題を出題してくれるサイトです。
問題によっては解説もついているため間違えてもすぐに復習ができます。
応用情報技術者試験の午前問題は過去問から出る問題も多いです。
そのため、過去問をいかにやるかということが合格に繋がるといっても過言ではありません。
直近7,8年分までを一通りやりましょう。
「1日最低何問解く」と目標を決めてやると続けやすくておすすめです。
私は1日50問やっていました。
どうしてもわからないという問題は、15問程度なら捨ててしまって大丈夫です。
合格点を取るための勉強方法なので!
繰り返しやることで答えを覚えてしまうと思いますが、このレベルまでやると参考書を見直す機会も増えているため知識が身についていると思います。
午後試験の勉強方法
午後試験は問1が必須で、残り10問の中から4問選択し計5問を解きます。
問題 | 内容 |
---|---|
必須 | 情報セキュリティ |
選択(4問選択) | 経営戦略 プログラミング システムアーキテクチャ ネットワーク データベース 組み込みシステム開発 情報システム開発 プロジェクトマネジメント サービスマネジメント システム監査 |
午後試験は「プログラミング」は選択しない前提となっています。(私がそもそもプログラミングを選択していないので)
ここでは解説しませんが元からプログラミングが得意という方は、選択するのは全然ありです。
これまで記述式の資格試験をほとんど受けたことがないという方は初め何をしていいかわからないと思います。
まずは一冊参考書を購入することをおすすめします。
以下の参考書はわかりやすくおすすめです。
参考書を一通り読んだらIPAのサイトから過去問をダウンロードして解きます。
参考書にも解き方のコツが載っていますが、私が記述式問題を解く上で意識していたポイントは以下になります。
問われている内容を確認
まずは問われている内容を確認します。
問題によっては穴埋めの比率が多いもの、文章記述が多いもので分かれている場合があります。
穴埋めは数が多くなる分、一つ一つの配点が低い傾向にあります。
部分点ももらいにくいためよっぽど自信がある場合以外は、文章記述が多い問題を選択することをおすすめします。
問題文はしっかりよむ
記述式問題は問題文の中に答えがあるパターンが多いです。
さりげなく書かれた一文に重要情報が隠されている場合もあるため注意深く読む必要があります。
本文に下線が引いてあり、その理由を問われるような問題はそれよりも前に答えが隠されている可能性が高いです。
表や図の内容もしっかり確認する
意外と見逃しがちなのが問題文と一緒に書かれる図や表の中の情報です。
IPアドレスやドメイン名、制約事項などが記載されておりこの中の内容が答えということもあります。
本文を読むだけでなく、このような表や図もしっかり読みましょう。
直感を信じる
問題を解いていると、本当にこんな答えでいいのかな?と思うくらいシンプルすぎる答えになるときがあります。
そこであれやこれや悩んで答えを書き換えることもあるのですが、そういうときは大体最初の答えで問題なかったということが多いです。
そのためあまり深く考えすぎず直感を信じることも大事です。
問題の解き方
午前問題の解き方
午前は150分で80問を解きます。
1問にかけられる時間は約1分50秒。
暗記系の問題あれば余裕で解くことができますが、計算問題となると少し時間が少ない。
なので時間がかかりそうな計算問題は後回しにして、まずは知識だけで解ける問題を解いていきます。
知識系問題も10秒考えて出てこなかったら次にいきましょう。そこで悩んでも答えはまず出ません。
解く順番は↓が効率良いです。
- 知識で解ける(暗記)問題
- 計算問題
- 思い出せば解けそうな問題
どうしてもわからない問題は勘でいいので何かしらマークシートを塗りつぶしましょう。
午後問題の解き方
午前は150分で5問を解きます。
1問にかけられる時間は約30分。
基本情報に比べると1問にかけられる時間が長くなっています。
問題の順番としては以下の流れがおすすめです。
- 必須問題を解く
- 選択問題の問いを確認する
- 進めやすそうな問題から解く
- 苦手(時間がかかりそう)な問題を解く
↑で述べた解き方のコツを意識しながら解いていきます。
苦手分野から始めると時間を使ってしまうということもあり、最後のほうで焦ってしまう可能性もあります。
得意分野をなるべく早めに解き終えて、ゆとりを持って苦手分野に取り組むと精神的にも多少楽になります。
最後に
応用情報技術者試験はエンジニアとして就職した後も使える知識が多いです。
就活の際にも利点になるので気になっている方は是非挑戦してみてください!