ネットワークスペシャリスト(ネスペ)に合格した勉強法

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こんにちは!管理人のうみねこ(@penta59631)です。

以前に、以下の記事で予算10万円で自作したPCの構成紹介を行いました。

あれから、数年が経ち、今の構成も結構変わっているので改めて紹介します!

うみねこ
うみねこ

こんな方におすすめ!

  • PC自作を考えているので、他の人がどういう構成にしているか知りたい。

「ネットワーク専門の業務をやっているので実力を知るためにネスペを取りたい」
「業務経験はないけどネスペを取りたい」


そんな方に向けた記事です。

この記事の内容
  • 試験に合格するための方法について、考え方、勉強方法、解き方という観点から紹介します。

ネットワークスペシャリスト(ネスペ)の特徴

まず、ネスペと基本情報、応用情報との違いについて解説していきます。

試験形式

まず大きな違いは、試験が午前Ⅰ、午前Ⅱ、午後Ⅰ、午後Ⅱの計4段階に分かれているというところです。

基本情報、応用情報では午前Ⅰと午後Ⅱだけでしたがネスペでは午前と午後がさらに細分化されています。

午前Ⅰ午前Ⅱ午後Ⅰ午後Ⅱ
試験時間9:30~10:20(50分)10:50~11:30(40分)12:30~14:00(90分)14:30~16:30(120分)
出題形式多肢選択式(四肢択一)多肢選択式(四肢択一)記述式記述式
出題数
解答数
出題数:30問
解答数:30問
出題数:25問
解答数:25問
出題数:3問
解答数:2問
出題数:2問
解答数:1問
合格点60点以上60点以上60点以上60点以上

試験が秋期のみ

基本情報や応用情報は春と秋の年2回試験が開催されますが、ネスペは秋開催の1回のみとなります。

ネットワークに特化した資格

名前の通り、ネットワークに特化した資格です。
試験では細かいネットワーク用語の説明なんかも問われたりします。

近年はサイバー攻撃が増え、セキュリティに対する意識が高まっていることからネットワークとセキュリティを絡めた試験も出題されるようになってきました。

勉強方法

午前Ⅰの勉強方法

まず午前Ⅰには特定の条件を満たすと免除される(試験を受けなくても合格扱いとなる)制度というものがあります。

以下の条件に当てはまる場合は、受験申し込みの際に免除申請を行いましょう。

  • 応用情報技術者試験に合格
  • 他の高度試験に合格(情報処理安全確保支援士など)
  • 高度試験、情報処理安全確保支援士の午前Ⅰ試験で60点以上とる

免除の条件に当てはまらない方は、以下の記事で解説した応用情報技術者試験の勉強方法で大丈夫です。

ネスペの午前Ⅰ試験は、応用情報技術者試験の午前と同じ範囲から出題されるため、同じ勉強をしていれば合格できます。

午前Ⅱの勉強方法

午前Ⅱについても過去問道場をひたすらやってました。というかこれあれば十分です。

以下のサイトで一通り過去問を解いて、わからない用語が出てきたら調べるという方法がおすすめです。

午前Ⅱのために本まで購入するという必要はないかと思います。

午後Ⅰ、午後Ⅱの勉強方法

午後Ⅰと午後Ⅱはどちらも長文問題です。

午後Ⅰは少し長い長文を読んで3問の中から2問を選んで解きます。
午後Ⅱはかなり長い長文を読んで2問の中から1問を選んでときます。

長文読解という観点では同じ勉強方法で大丈夫なので以下で解説していきます。

まず、午後問題については一冊参考書を買うことをおすすめします。
ネットワークスペシャリストは長文読解に加えてネットワーク知識がないと解けないような問題も多く出題されます。

左門至峰氏が出している本は使っていてわかりやすいなと感じたのでおすすめです。

ネットワークと言っても範囲は広いですが、試験を受けるにあたって最低限以下の知識はあったほうがよいと思います。

  • ネットワーク機器(回線、WAF、FW、LB、L3SW、L2SW、ルータ)
  • サーバ(DNS、メール、プロキシ、Web)
  • Web知識(HTTPリクエスト&レスポンス、HTTPS通信)

ネットワーク機器なんかは設計や構築経験があるとイメージしやすいのですが、そうでない人にはなかなかイメージがしづらいと思います。そういった方はこのようなサイトもあるので参考にしてみてください。

問題の解き方

午前Ⅰ問題の解き方

午前Ⅰは50分で20問を解きます。

1問にかけられる時間は約1分40秒

暗記系の問題あれば余裕で解くことができますが、計算問題となると少し時間が少ない。

なので時間がかかりそうな計算問題は後回しにして、まずは知識だけで解ける問題を解いていきます。

知識系問題も10秒考えて出てこなかったら次にいきましょう。そこで悩んでも答えはまず出ません。

解く順番は↓が効率良いです。

  1. 知識で解ける(暗記)問題
  2. 計算問題
  3. 思い出せば解けそうな問題

どうしてもわからない問題は勘でいいので何かしらマークシートを塗りつぶしましょう。

午前Ⅱ問題の解き方

午前Ⅰは40分で25問を解きます。

1問にかけられる時間は約1分40秒

わかる問題からどんどん解いていきます。

知識系問題であれば30秒程度で答えられるので、知識がしっかり頭に入っていれば見直しの時間も多めに取ることができます。

午後Ⅰ問題の解き方

午前Ⅰは90分で2問を解きます。

1問にかけられる時間は約45分
午後Ⅰ問題は問題選びが肝になります。

まずは問題の文章と問われている内容をざっと確認します。

穴埋め式問題があったら回答できそうな箇所か確認します。
穴埋めは正解か不正解の二択しかないため、部分点がもらえません。

そのためあまり自信がない場合は選択する問題としては避けたほうが良いです。

解く問題が決まったら勉強方法で解説したポイントを意識しながら読み解いていきます。

午後Ⅱ問題の解き方

午前Ⅰは120分で1問を解きます。

時間がたっぷりあると思いがちですが、問題の文章もかなり長いです。

そのためすべての問題をしっかり解きにいくと結構時間ギリギリまで使います。

こちらも問題選びが肝となりますが、問題の文章をざっと読むのも大変です。
そこでまずは、問われている内容のみを確認します。

その内容から自分が解けそうな方を選択し、読み解いていきます。
また、午後Ⅱは、50文字で記載せよ等解答の文字数も多いことがよくあります。

解答を書く際は、まず問題冊子の空きスペースに下書きしてから書くことをおすすめします。

またネスペでは知識がないと解けないような問題も出題されます。
そういった問題に遭遇した場合は、まず対象用語の前後の文章に何が書かれているか確認します。

そこに関連するキーワードがあれば多少なりとも用語の意味を予測できる可能性があります。

もし、どうしてもわからない場合でもあてずっぽうでもいいので何かしらの説明は書いておきましょう。(部分点がもらえる可能性もあります。

最後に

ネットワーク関連の業務をしている人であれば、普段の業務が勉強のようなものなのでそこまで期間をかけずに取得できるかと思いますし、未経験の方でもしっかり勉強すれば取得できる資格だと思います。気になってる方は挑戦してみてはいかがでしょうか。